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怒りの感情を使えるようになったら、息子の不登校のお悩みが解消した【事例紹介】

事例紹介

 

Aさん 30代後半 個人事業主

11歳の男の子の母親 シングルマザー

 

Aさんは子供を不自由にさせないために、

日々の仕事を一生懸命に頑張っています。

1年前から息子は不登校になりました。

家にずっとこもっている状態でした。

そして、Aさんは心理セラピーを受けて、

自分の感情に常にふたをする癖があることを気づきました。

何回のセッションを受けて、

少しずつ、

自分の感情に敏感になり、

怒りの感情も使えるようになりました。

「嫌なことは嫌だ。」

と素直に言えるようになりました。

 

不思議に

息子の不登校もなくなりました。

今は毎日規則正しく、学校へ行っています。

 

メンタルブロックのご説明

 

心のブロックからいうと

「怒りを感じするな」

というメンタルブロックです。

Aさんは幼少期に親から怒りの感情を

感じることを禁止されていました。

「女の子は愛嬌だ。」

「女の子は怒ってはいけない。」

と言われて、育てられました。

Aさんは大人になっても、

自分が怒りを感じることを禁じました。

息子さんはそのままお母さんの感情を受け止めました。

本物の怒りの感情は

もともと外に向いて、

敵と戦い、自分を守る力です。

使えないと、内に向いてしまい、

自分と戦い、自分を無力させる

エネルギーになります。

息子は「怒りの感情」を

自分自身に向いてしまって

「代理の感情」の「無力感」になりました。

そもそも「本物の感情」と「代理の感情」は何でしょうか?

 

「本物の感情」と「代理の感情」

 

本物の感情は

「喜び」

「悲しみ」

「怒り」

「怖い」

4種類しかありません。

これらの4つの感情を使えれば、

その場で消化され、

体や心に溜まりません。

とくに「悲しみ」「怒り」「怖い」は

問題の解決の手段として

適切に機能されることができます。

悲しみは過去の問題を解決するため、

大事な人、モノと別れる役目があります。

怖いは将来の問題を解決するため、

危険から身を守る役目があります。

怒りは現在の問題を解決するため、

大事な人やモノ、ルールを守る役目があります。

そして、その4つの「本物の感情」以外の感情は

「代理の感情」ということになります。

 

「代理の感情」とは

 

幼少期に家族で奨励されたり、

禁止されたりすることによって、

特定の「本物の感情」を常に別の

「代理の感情」で書き換えてしまうことを

習慣化してしまいます。

Aさんの場合は、幼い頃に「怒り」を

ストレートに表現することを禁じられ、

「怒り」を感じても、

感情のふたをして、

「しょうがない」と思ってしまい、

「諦めること」を習慣化してしまいました。

 

11歳の息子さんは敏感に

お母さんの「怒りの感情」を感じました。

そして、自分の体の中に

無意識的に貯蓄して、

だんだん無気力になり、

外に出ることを諦めてしまいました。

 

怒りの代理の感情の一覧

 

下記の表は典型的な怒りの代理の感情の一覧です。

代理の感情
自己卑下
劣等感
憂鬱感
罪悪感
自信喪失
無力感
空虚感

(悲しみと怖いの代理の感情はまた別途で)

 

本物の怒りを感じる

 

この「代理の感情」、幼い頃から繰り返し身につけた習慣なので、

矯正するのは並大抵のことではありません。

代理の感情の使い方は

小さい頃に、両親から

「愛されるために」

「生き延びるために」

身につけた大事な戦略でした。

特に、小さい子供は

「本物の怒り」を感じて、

両親に向かってぶつかると

「親にもっと怒られる」、

「親に見捨てられる」

という恐怖に圧倒されます。

この3つの本物の感情の中に

一番感じづらい、使いにくい感情であります。

しかし、いくら「代理の感情」を

感じても、「本物の感情」を消化できないし、

「本物の感情」の役目を果たすことができません。

身体と心と頭に溜まって、

様々な問題、悩みを作ってしまいます。

しかし、

幸いに心理セラピーで、

安全安心の大前提の下に、

「本物の感情」を再学習することができます。

山田太郎

「お金を貰う事への罪悪感」を取り除くことで、売上を8倍に上げました

事例紹介

こんにちは。

心理セラピストの王晶です。

今日お金のブロックの事例を紹介したいと思います。

(以下Aはクライアント様、Wは心理セラピスト)

40代 男性  A様 経営コンサルタント

お悩み相談

A 経営コンサルタントとして独立して、半年たちましたが、売上がなかなか上がらなくて、悩んでいます。もしかして自分にはお金のブロックがあるかもしれません。。。

W お金のブロックって具体的にどんな感じですか?詳しく説明してくれませんか?

A 自分のサービスを提供するための能力と技術には自信があります。経験も実績もサラリーマン時代にたくさん積んできました。 でも、今は生計を立てられるほどの売上はありません。

W 現在の客数と客単価はいくらですか?希望売上はいくらですか?

A 現在の客単価は5,000円です。少なくとも毎月30万の売上がほしいです。できれば、客数は60人はほしいですね。

W 毎月60人のお客様に来てほしいのですね。確かにちょっと難しいかもしれませんね。

同じ業界で、単価の相場はどのくらいですか?

A 大体2万円から5万円です。トップレベルは10万から20万です。

W そうしたら、5,000円はちょっと安いですね。客単価を上げられますか?

A 客単価を上げたいです。もし3万円で買ってくれればうれしいです。

でも、値段を上げたら、お客様は高く感じて離れていくのではないかと思います。

W あなたが提供するサービスは3万円の価値があると思いますか?

A あると思います。実は、今のクライアントさんからは好評で、成果も出ています。

W では試しに、私に対して「私のサービスは3万円です」って言ってみてください。

A ・・・・・・    

  無言

  ・・・・・・

W ちょっと抵抗がありますね。

A 強くあります。

W では私に「私のサービスは5,000円です。」って言ってみて下さい。

A 私のサービスは5,000円です。

W まったく抵抗がないですね。

A 苦笑 W ではもう一度「私のサービスは3万円です。」って言ってみて。

A ・・・・・・

言えないです。

W では今日のセッションが終わった後、お客様に私のサービスは3万円と言えるようになると良いですね。心理的な抵抗なしに。

Aそうですね。抵抗なく言うことができれば嬉しいです。

 

セッションの内容

 

W これから、セッションに入ります。よろしくお願いします。

A よろしくお願いします。

W まず目の前にサービスを買ってくれるクライアントさんがイスに座っていることを想像してみてください。

A はい。

W 目の前のクライアントさんにサービスの値段は5,000円と伝えてください。

A 私のサービスは5,000円です。

W いかがですか?

A 適切な値段です。違和感がありません。

W 次は「3万円です。」って言ってみて

A・・・・・・

無言

・・・・・・

3分後に

(とても小さい声で)

私のサービスは3万円です。

W 言ってみて、どうですか?

A 相手は高いって言って、怒ってます。

W Aさんは今どんな感じですか?

A 私は不安を感じてます。お客様は怒ってるみたい。去っていきそうです。

W この不安な感覚は昔感じたことがありますか?

A はい。昔からよく感じる感覚です。

W いつ頃から感じ始めた気がしますか?

A 幼少期から、物心がついた時から。

W では、その頃の物心がついたA君に身を置いてください。

A はい。

W (2つのイスを出します)

ここにA君のお父さんとお母さんがいます。

「お父さん、お母さん、私は重要な人間ですか」って聞いてみてください。

A お父さん、お母さん、私は重要な人間ですか?

しばらく待つと

A 両親は私のことを「重要な人間だよ」って言っている。でも、

両親はとても忙しくて、たくさんの仕事が待っている気がする。

私のことは重要な人間だと言ってるけど、仕事の方がより重要だと思う。

W 今はどんな感じ?

A 不安だ。あまりしゃべると親に怒られそうだ。

W 不安だね。少し不安を感じてみてください。感じた分は消化していくからね。

(アシスタントは横からハグする。)

10分後。

Aさんの表情はだんだん柔らかくなり、肩の力が抜いて、呼吸がゆっくりになりました。

W A君今はどうですか?不安の感覚は?

A 落ち着いてきた。不安の感覚は消えた。

W では、両親に僕は重要な人間だと認めてください。ってお願いしてみようか?

A 僕は重要な人間だと認めてください。

W 両親はどんな返事をしましたか?

A 今忙しいから、ほかにたくさんの重要なことをしないといけないから、子供は黙っていろと言っています。

(目に涙が滲んでいる)

W 辛いね。

A 悲しい。

W 悲しいね。悲しい理由を両親に教えて。

A 僕は悲しい。

私にとって、お父さん、お母さんはとてもとても重要だけど、

お父さん、お母さんにとって僕が一番重要ではない、とても悲しい。

(涙。。。)

5分後、少しずつ落ち着いてくる。

W 両親はA君の話を聞いて、どう反応してる?

A あなたはまだ子供だから、黙っていなさい。

今忙しくて時間がないの。大人になったら、あなたは重要な存在になる。

W なるほどね、A君はどう思う?

A 認めてくれるまで黙って、我慢する。

(涙)

中略

W これからもずっと両親が認めてくれるまで我慢する?

A いいえ。苦しいからもうやめたい。

W 怒られるかもしれないよ。

A 怒られても我慢したくない。

W もう我慢したくないね。

では、「お父さんお母さんにもう期待しません。

たとえ認めてくれなくても私は重要な人間です。

自分で自分を認めますって伝えてください。

そして、椅子を外してください。

A お父さんお母さんには、もう期待しません。

たとえ認めてくれなくても私は重要な人間です。

自分で自分を認めます。

W セッションはここで終わります。

A ありがとうございました。

(セッション終了)

 

セッション後の変化

 

セッション後、Aさんは心理的な抵抗がなくなって

サービスの値段を3万円に値上げました。

不安と罪悪感はまったく感じなくなりました。

そして、客数は減るどころか、増えました。

一か月の売上は8倍に増えました。

 

解説

 

メンタルブロック

重要な存在であってはいけません。

主訴

低い価格だとサービスを提供できるが、値上げると自信がなくなり、抵抗、罪悪感を感じてしまい、値上げることができない。

メンタルブロックができた場面

幼少期に忙しい両親から「子供は黙っていなさい」と言われ続けたり、無視をされたりしたために、子供は「自分は重要であってはいけない」と思い込んだ。

両親に対する気持ちを黙って我慢し続けると、両親から認めてもらうために我慢をするようになり、それが成人してからも習慣となってしまいます。

大人になってもメンタルブロックを持ち続けて両親の基準に自分の存在価値を当てはめていました。

「自分と両親との関係」 「自分とクライアントさんの関係」が心理的にリンクしていて

現実の世界で、自分の存在が重要ではないということと自分が提供するサービスが重要ではないということが繋がっていました。

したがって、低い値段ではサービスを提供できるけれど、高い値段で提供することには自信がなく、罪悪感を感じてしまいました。

低い自己重要感と低い値段とバランスが取れていたのです。

セッションの中で、メンタルブロックの誤りを意識レベルで認識して、大きなマイナスの感情を体感して、消化していました。

セッション効果

セッションを通じて、メンタルブロックを解除して、思い込みを書き換えました。

両親が自分を認めてくれても、認めてくれなくても、どちらにしても自分の存在が重要だと再認識しました。

メンタルブロックを解除してから、自然に自分の設定したい値段を提供できるようになり、売上は8倍に増加しました。

(事例はご本人様の承認を得て、個人情報を編集したものです。)